2021。

いつも通りの新年、とはならないものの割と静かで穏やかな年を迎えました。
と思っていたらもう2月とか。マジか…。
長引く自粛生活にも慣れてきて一年近く仕事しかしていない現状ですが、慣れればそんなに悪くもない…わけでもないですが元々そんなに行動範囲の広い人じゃないので心の平穏さえ保てれば割と快適です。（それが一番大きな問題だよね）快適ではありますが決してこれがスタンダードとは言ってやるもんか。
今年もこんな調子でのんびり通り越してのそのそと参る所存です、よろしくお願い致します。

ここしばらくの私ですが、
●最遊記の朗読劇を見て今更ながらに感動したり（だってカミサマ編だったんだもの）
●興収400億の男、煉獄さんに貢献したり（そのたびに大泣き）っていうかこれ書いてる最中に遊郭編のアニメ化が発表になって思わず立ち上がってしまった…嬉しい！！！！宇髄推しとしては嬉しい以外ないです！ド派手によろしくお願いします制作陣様方！音柱がメインキャラならやっぱり音には拘って欲しいなぁと思っていた所ですがティザーの音楽が格好良過ぎて震えました大正時代って浪漫あり過ぎ…！！！あー楽しみですぅぅ！
●それはそうとJOJOとJUJUって似てない？！と思いつつガッツリ呪術に嵌りました。作品としては実際全く似てないんですが、推しがヒールで何ならラスボス的な。呪術に関しては実際ラスボスではないとは思いますが、むにゃむにゃ…。ぶっちゃけますと夏油推し推しです。あと恵パパ。恵もかわいいというか呪術師としてもDKとしても最強だし式神がみんな可愛い特に鵺。調伏したい。
●あとJOJOのアプリが終了という事で、貯まったポイントで7部SBRをオールカラー漫画で読みました！色彩が美し過ぎて目が離せなくなって、何と言うかビジュアルは5部に近いような気がしたしとは言え内容は4部と2部の臭いがしたしパラレルワールドだからどの部とも違うのは解るのだけど、個人的に宝探し的に楽しすぎました。メインキャラ達も刺客も名前と設定が凄いし、だって何よりDIOがいる！！ツェペリ様もいる！しかも思ってた以上に可愛い！なにこれ最高では？！わたしが堕ちたDIO様とは似て非なる存在なのだろうけどDIOという字面だけでも萌えてしまうDIO馬鹿なのだろうと思います多分…。とにもかくにも、JOJOについては、私が受けた影響の大きさを再認識したと同時に先を行く親友の後ろ姿を視界に捕らえた、という感じの昨今なのでした。

こうして仕事とインドアなオタクライフは続いて行くよどこまでも〜♪という時期がまだまだ続きそうですが、本、作りたいんです。イベントはまだ勇気が出ないというか安心要素が少な過ぎて決められないんですけど、でも本は作りたい。原稿は楽しいと思いながらるんるん書いてますがイベントがないと締め切りがだらだら延びてしまうのが困り所。それでもモチベーションはあるので、引き続き楽しみたいです原稿。ファイト2021の自分。あと…推しのライブに行きたい…オンラインじゃないライブに行きたい…という夢を見てます…ずっと。

日常ホライズン。

って何て素晴らしい響き！！としみじみ思います。（推しの楽曲のタイトルです）

・index,main更新しました。

時間だけは有り余ってるのに、身体が万全でないと気持ちも趣味の領域へは中々に向かないものだなぁ、というこの半年余り。
健康だけが取り柄だったのに顎関節症とか逆流生食道炎とかあとは自律神経の領域があまり良くなかったりしましたが、ようやく気持ちだけは大分取り戻して来てサイト弄り始めてみました。始めてみて気付く。これは終わりの見えない旅だ…。でも楽しいのでぼちぼちやっていきます。
あ、そうでした。忍者のメールフォームがサービス終了になっていたので外しました。御用の際はメールをご利用ください。よろしくお願いします。

顎関節症も色々あると思うのですが、わたしの場合、原因は噛み合わせから始まっていて、治療するのに噛み合わせを修正する事がマストなんだそうです。マウスピースで行けるかと思いきや、なんか、歯を削ったり抜いたり足したり動かしたり（え？）しないとならないらしいです…オオゴト！！
でも、紹介の紹介の紹介で凄くいい専門の先生に診てもらえる事になったので頑張って通います。
現状、欠伸もお煎餅も大敵です。痛くて涙が出るよ…。あ、ガリガリ君も割と強敵…。ゴールデンパイン超美味しいのに……。

春疾風を深呼吸。

…なんてすると鼻水も涙も止まらなくなるのであまりしたくないですが、心持ちだけでも穏やかな春があるといいな、とは思います。
インフルから回復しても顎関節症に悩まされる日々でしたが（インフルより実は辛かった）そうこうしているうちにマスクもペーパーもアルコールも消え学校も休みになり、テレワークとか時差出勤とか世の中の動きの早さに一々置いて行かれていますがどの道どちらも出来ない私は平常運転で毎日普通に出勤です。行動も行動範囲も制限されて仕事場と家を往復するだけの短調な日々でも、小さな楽しみを見つけながら少しずつ元気を充填して行こう！が目下の合い言葉。

先日のイベントの折には、急遽欠席という形になり、またその後のご挨拶も遅れに遅れましてすみませんでした。
予定していた新刊については、BOOTHにて取り扱いを始めました。
ご都合に合わせてよろしければご利用ください。
どうやら私は、第一小隊の面々に元帥と大将の事を語らせたりお世話させるのが楽しくて仕方ないようです。ほんと、第一小隊好き…。特に陸ちゃん。
そして今私は猛烈に友と飲みに行きたい。飲まなくてもいいから会いたい。
（友と書いてゆずさんと読むんですけど）

久闊を叙する。（追記あり）

（追記）
取り急ぎご連絡です。
先日発熱しまして、検査結果はインフル陽性でした。
現在は薬が効いて解熱していますが、見た目が元気なだけなので、明日16日のイベントは欠席させて頂くことになりました。
予定していた新刊についてはもう刷り上がってしまっているので体調が戻ったら考えます。
また回復したら出て参ります。

イベント楽しんでくださいね！

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ご無沙汰のお詫びの挨拶にバリエーションが乏しくて（私の中で）
あれこれ捻り出してみたタイトルですが何だか気のせいか偉そうな響きですみません。

皆様いかがお過ごしだったでしょうか。私は元気に淡々と人間活動をしておりました。
…が。毎年弥生三月が大の苦手で、気候変動やら花粉やら環境の変化や苦手意識も手伝って心身共に弱る傾向にあるのですが、今年はそれが一ヶ月前倒しで来てる気がしてならない今日この頃なのです。大丈夫、ここを乗り越えて四月になればいつだって元気一杯なんだし！大丈夫！今週末には楽しいイベントが待っている！！
というわけで、取り急ぎになりますがいきなりのお知らせなど。


四畳半に流星群
2月16日PEAKS!!3の新刊です。
南3ホールほ23b 　MindGame
A5版／36P／￥400



【ご注意】
＊捲簾と天蓬と第一小隊の皆さんで現代パラレル。
＊捲簾は写真家、天蓬は小説家という職業設定だけ最湯記からお借りしています。世界観は全く別物です。
＊第一小隊の皆様の出番がたいへん多いです。
＊昨年7月に発行した『四畳半に流星群／序詞』は、この話の前日譚的な位置付けですが未読でも問題ありません。
＊明確な受け攻めやR18描写は含めていないつもりですが、完全に出来てます。ご注意ください。
＊サンプル（下記サンプルより）は冒頭からほんの少し。

当日どうぞよろしくお願い致します。

「いつものアレだろ？」

「はい、いつものあれです」

じゃあほっとけよ、と陸央は永繕に溜息を吐いた。

「そうなんですが、今回はちょっと様子が違う気がするんですよ」

「どう違うの」

「上手く言えないんですけど…」

「ほっとけほっとけ、馬に蹴られるぞ」

「別に邪魔したいわけじゃなくて、寧ろ逆です」

「それがあの人達のスタイルなんだからあんまお節介焼くと結果邪魔するのと同じ。だいたいいい大人なんだし」

陸央の言い分は全くの正論だと頭では理解するが、永繕はどうも釈然としない。

「何か思い当たる事とかないですか」

「何かって？」

「例えば、今回帰国してから帰宅するまでの間にいつもと違う何か…、…あ、」

「…え。まさか、宋ちゃん…？」

陸央と永繕は、嘘だろ、と目を見合わせる。

「…まじか」

「でも、引き合わせただけなんでしょう？」

「あー…、うん」

生返事。陸央の美徳の一つはこういう嘘の下手な分かりやすい所だ、と永繕は常々好感を持っているが。

「いいから白状してください」

「空港で宋ちゃんを紹介した時に色々あったんだけどさ」

「色々？」

「まあ、色々は色々でちょっと置いていて。実は大将が初対面で宋ちゃんをアシにならないかって誘ってな」

「え？」

「宋ちゃんは勿論即二つ返事。だから卒業したら四月から大将の専属アシスタントってわけ」

「どうして？」

「俺が知るか。大将に聞けよ」

「初対面で懐に引き込むような方には見えませんし、それに、今まで数多の立候補者を袖にし続けてずっと一人でやって来たんですよね。貴方すらバッサリ断られたというのに。驚きです」

「俺も驚いたけど。っていうか俺の過去の傷をさっくり蒸し返すなって」

都心から高速を飛ばして数時間という山間にひっそりと佇む二階建ての一軒家。その家のキッチンに並び立つ陸央と永繕は、大きな鍋に湯を沸かし冷蔵庫の中から適当に野菜と肉を放り込み、蓋をして煮えるのを待っていた。

「やっぱりその事が原因でしょうかねぇ」

「んー、幾らなんでもその線は薄い気がする。もしそうだとしても宋ちゃんに罪はないぞ。勿論俺にも無いけども！」

「そんな事は分かってます」

永繕が鍋の蓋を開け、そこに乾麺とスープの素を二袋入れて腕時計を確認した。

「目に見えて喧嘩だと分かるように殴り合いでもしてくれれば仲裁のしようもありますが…」

「原因がどうあれ、俺達が出来る事なんてたかが知れてるしな。こうして夜食のラーメン作るとかさ」

「分かり合っているようで分かり合っていない、分かり合えていないようでその実分かり合っている、果たしてどちらなのか…って考えると正直面倒臭さしか残りませんね」

「うん、面倒なのは同意するけど、いや待て。そもそもよ？　あの人達分かり合おうとしてねえだろ」

「確かに」

「なのに何で見えない火花散らすかなぁ…」

「分かり合いたいから、とか」

「…無いな」

「無いですね。あ、一分経ちました」

永繕が用意してあった二つの丼のひとつに鍋から半分をよそい胡麻油を回しかけて、

「これ、お願いします」

盆にのせて陸央に手渡した。

「どの道、外野は外野でしかないって事だ。あんま考えても意味ないぞ、と」

丼から立ち上る湯気の香りに、美味そう、と陸央は目を細め、やっぱ麺は超硬めが最高、ここだけは俺、絶対大将派譲れないな、そう言いながら一階の奥の部屋へと届けに向かった。

「…何もかも大将派の人が何を言っているんだか」

陸央の背中を見送りながら永繕はぼそりと呟き、もう一度腕時計を見て火の点いたままの鍋の蓋を閉じた。
陸央の外野の例えは的を得ていると永繕も思う。観客ならば傍観しているだけでもいいがチームメイトとなれば見守らなければならない。時と場合によっては手や口を出す必要が出て来るが、そのタイミングと手段が何より肝要であるのだ。

三分後、鍋の中身を残されたもうひとつの丼によそって、超柔らかめの麺を好むこの家の家主に届ける為に永繕はキッチンを出た。

永繕が向かったのは小説を書く事を生業としているこの家の主の部屋だ。３ＬＤＫの中で一番狭い二階の四畳半の和室を牙城として閉じ篭り、一日の殆どの時間を執筆に当てている。室内は書籍や衣類、骨董品紛いの雑多ながらくた（本人だけは全くそう思っていない）が収納棚に収まり切れずに溢れ、炬燵と同化した万年床で畳は殆ど覆い隠されている。物の多さを鑑み空いているもっと広い部屋を使えばどうかと進言しても、狭いと最小限の動きで済むし何よりもこの家で唯一ベランダがある部屋だからここがいい、とは家主の言であった。

「失礼します」

永繕がノックして扉を開くと、常に足の踏み場に困る整理整頓という言葉とは対極の室内に家主の姿は無かった。散らかった炬燵の上に丼の乗った盆の置き場を作り、そのまま迷わずベランダへ続く窓を開け声をかける。

「夜食をお持ちしました」

「ああ、ありがとうございます」

静かな声の主は永繕を振り返り、加えていた煙草の火を消してにっこりと笑みを浮かべた。

家主がこだわるベランダはルーフテラスといった趣があり、そこにはテーブルと年代物のロッキングチェアが置かれていた。この椅子に揺られながら一服するのが至高の息抜きになるらしい。ただ、自称チェーンスモーカーは蛍族には属さず、炬燵の上にも吸い殻の山があるのがいつもの光景なのであった。


（後略）

×

酒と煙草と女王陛下。

だいぶ日がたってしまいましたが、先だっての春コミはとても楽しい一日でした。
ゆずさん、加藤座のお客様ありがとうございました。いち売り子の私にまで差し入れ等お気遣いくださいまして恐縮しかありませんが心よりお礼申し上げます。皆様優しい…。
合同誌も沢山の方々に手に取っていただき完売となりました。合わせましてありがとうございました！数日のうちにBOOTHの通販のページは削除させていただく予定でおります。
合同誌と言えば、春コミで本の表紙にゆずさんとサインをさせて頂いたのですが、8年振りなのに8年前とサインが一緒です！と言ってくださった言葉がなんとも恥ずかしいやらくすぐったいやらで…。8年の時を越えてとても幸せな気持ちを頂きました。本当にありがとうしかありません！！


さて、話変わりまして本日のタイトルなんですが。
今日、久し振りに会った友人達とカラオケに行って参りまして、クイーン縛りの四時間でした。阿呆なのか。阿呆ですね。
四人が四人ともクイーンが大好き！という面子ではなかったのにどうしてこうなった…。すべて映画のボヘミアン・ラプソディのせいなんですけど（私以外は今日初見だったそうです）それにしても酷かった。そんなに簡単に歌えると思っていたのか？！というか歌える気分にしてしまう映画の力が凄すぎる！ライブで観客席で一緒に歌うのとは全然違うでしょ？と思いながら参戦してきましたが、つ、疲れました主に喉が…。三人で映画観て来たなら三人でカラオケ行けばよかったじゃん？とぼやいた所、クイーンは四人だよ？というお答えを頂きましたが、意味が分からないのは私だけだろうか。なんかさぁ…、いい年して、みんな、大丈夫？？？…という気になった日曜でありました。
まあ、三月は毎年例によってテンションが超低空飛行な上、花粉にも手を焼いているので、こういう無意味な楽しい時間はちょっと嬉しかったかな。何年たっても三月嫌い病は治らずなので…、早く四月になってーーーーー！！！！

Stop me now.

毎日寒い寒いと言い続ける事にだいぶ飽きてきたこのごろですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
春は花粉を連れて着実にやって来ていますね…一人で来いよ。花粉いらねえよ。と毒づく日々が始まります。くそぅ。

合同誌BUZZ GAMER Beyond、BOOTHでの通販ご利用ありがとうございました！今日付けで在庫引き上げさせて頂きました。今週末、春コミにて加藤座様（東2ホールヒ33a）にて頒布致します。私も売り子で参りますがご迷惑をおかけしないよう鋭意努力します特に暗算的なものを…。よろしくお願い致します。

ボヘミアン・ラプソディ、四回目の鑑賞に行って参りました。四回も観てるのに絶対同じ所で泣けて来るんです。そして未だに何故泣いてしまうのかわからない…。その昔戦メリ七回観たんだあの時はボウイ目当てだったけど話が良くわからなくてわかりたくて七回通った…という話を友人にしたら、ホモが好きなのか、と言われましたよ。そーゆーこっちゃねえのよ！好きですけど！？
音楽の力も映像の力も演者さんの力も無くしては始まらないのだけど、歌詞がね…歌詞がやばい気がしてるんだ…。取りあえず、四という数字は縁起が悪いのであと一回は必ず行くよミスタ！
そうそう、映画館の帰りにふと町田さんの伝説のクイーンのエキシビを思い出してしまって、町田さんって凄い！ってちょっと鳥肌たった。

国語力とは論理的思考力である。

平成最後の年が始まってはや20日。
体感的にはもう20日、という感じですが、本年も変わらずのんびりと健やかに心平和に過ごしてゆきたいと思います。
今年は昨年末に自分に課した宿題も含め、もう少しだけ書く事を頑張ってみようかと思っています。というのも、初詣でお神籤を引いた時に国語力が不足と出たのです。うむうむ、なるほど。と思うのと同時に国語力とは？と疑問に思い調べてみた所多々諸説あった訳ですが、一番しっくり納得できたのがタイトルの一文であったのです。倫理的思考力とは、言いかえる力、比べる力、辿る力を元にした考える力のことだそうで、まあ確かに私には足りていないものであるよなぁ、と深々と納得したのでありました。その足りない部分をどう補っていけばいいかを考えた時、まずは日々文章をアウトプットする事が第一歩かなと思いあたり、一行でも一文でも毎日何かを書いてゆこうと今は思っています。書く為には考えなければならないし、前述の国語力云々はさておき、考える力が少しでも鍛えられればと楽観的に前向きに。

さて、倫理的思考から離れてちょっと本能で叫びます。
ジョジョの5部なんですけどね。舞台がイタリアで街も主人公達もビビッドでお洒落でみんな可愛いなぁ！くらいに思って見始めたんですけど。護衛チーム、やばいです。全員のスタンドが出揃ったところで、全員ツボった！現時点でスタンドはセックス・ピストルズが一歩抜出していて、銃使いのミスタもカッコいいし、何もかもよく分からないフーゴとパープル・ヘイズにも惹かれるのだけど、何よりブチャラティが！！ブチャラティの、覚悟は、の、あの一言で持って行かれましたよ。そりゃみんな惚れるよねブチャラティに。そして、そのブチャラティの名言を、脳内で捲簾に言わせて悶えているなんて大声で言える訳もないですよね！←言ってるけど！
悶えていると言えば、大学生編の荒北さん、なんか思っていたのとちょっと違う…っていうか可愛過ぎてびびった。好き。

Mission possible...?

おまえ達、手先は器用なんだから問題ないだろ。
金蝉はいつだって事も無げに無理難題を口にする。悪気なんてこれっぽっちもない純粋培養の怖さたるや。
「無理でしょう」
「問題しかないだろうが」
そんな捲簾と天蓬の重なる反論にもどこ吹く風で、金蝉はひらりと身を翻してしまった。パタン、と扉の締まる音の後に暫しの静寂。
ここは捲簾が重役を担う企業ビルの最上階。少人数での会議なら難なくこなせる広さがある捲簾の執務室である。本革張りのソファの背後には大きな水槽が設えられて、そこには部屋の主が愛して止まないピラニアが優雅に泳いでいた。向かい合って座っている捲簾と天蓬の間には二人の煙草の煙が静かに絡み合って漂う。
「…貴方はいいでしょうに」
「おまえはいいだろ」
意図せず再び重なる声に捲簾は肩を竦めて天蓬に掌を差し出す。お先にどうぞ、という意思表示だ。
「貴方は幼少の頃からの基本がお有りなのでしょう？」
「いや、あるっつってもブランクあり過ぎだし、そもそもあんまりやる気なかったわけで」
「ではやる気を出せばいいだけですよね」
「…簡単に言ってくれるねぇ」
「僕に与えられたミッションに比べれば簡単ですよ」
「おまえ、向いてるし似合うと思うけど？」
捲簾が首を傾げながら含み笑いを向ければ、天蓬はひとつ溜息を吐いてから深く紫煙を吸い込んだ。そしてまた二人は暫しの沈黙を享受する。

（続く）


いきなり失礼しました。
上記は合同誌『BUZZ GAMER BEYOND』のサイドストーリーのプロローグです。ネタバレにならない所で切った（つもり）ので、何が何だか？！という感じですが、原稿終わってからどうしても書きたくなってゆずさんに書いてもいい？とそろそろとお伺いを立ててみたら、快諾してくださったので調子に乗ってまた好き勝手書いてみてます。いまだ途中なのでどれくらいの長さになるかいつ書き終わるのか全く予測できませんが、書けた暁にはこっそり公開したいと思います。
これが、来年への大きな宿題のひとつです。
あと、夏に峰倉先生のオンリーがまたあるとお聞きしたので、それまでに何か。
更に、サイトも何とかしようぜ私！（背景画像作ってみたけど、フォトショとブラウザの色が違い過ぎて落ち込んでる…想定内の事なのに落ち込んでる…、これも宿題）

今年もそろそろ終わります。
拙い本を手に取ってくださった方々、動きのないサイトを覗いてくださった方々、本当にありがとうございました。皆様にとって来年も幸せがたくさん訪れますように。
良いお年をお迎えください。

ときめきワードのファイル検索中。

冬コミ、楽しく終了致しました。
合同誌を手に取ってくださった皆様、そしてゆずさん、楽しい一日をありがとうございました！
お天気も良くて身も心もぽかぽかになった年の瀬でした。

取り急ぎまして、今年の反省やら来年の豊富やらはさて置きお知らせを。
合同誌ですが下記にて通販を受け付けております。加藤座様の通販については直接伺って詳細をお確かめください。
▶BOOTH
▶加藤座
よろしくお願い致します。

なんかもっと色々書きたいことあるんですが、本日時間切れなのでまた明日！！（たぶん）

月光は寒空にかくも暖かくあれ。

まずはあらためまして明後日のお知らせです。

12月29日コミックマーケット95 東京ビッグサイト 東6ホールツ15b
『加藤座』様にて頒布の合同誌の表紙です！
　　↓↓↓



BUZZ GAMAER BEYOND
A5版／P68／￥700

シリーズ4作目ですが、前作を全く知らなくても問題ないです。
前半小説後半漫画ですが前半は後半の為の解説程度にさらっと読んで頂いて（解説というにはちょっと長いけど）とにかく後半を読んで欲しい！四人が格好良くて格好良過ぎて！上手に例えられないんですが強いて例えるなら、私の作った極普通のトマトがあったとしてそれをゆずさんが本場イタリアのミシュランシェフ張りの無茶苦茶美味しいトマトソースに仕上げてくれた！…とそんな感じなんですが、…つ、伝わるだろうか。…無理かな…、すみません。
お手に取って頂けたら本当に嬉しいです。よろしくお願い致します。


年末も近づいてきた24日。クリスマスであることよりも全日本選手権であることが私的にメインイベントになって久しいですが、今年も画面に齧り付くように観戦してました。
いやー、凄かった！濃い大会でした。
坂本さんはいつの間にあんなに貫禄付いちゃったのかな。ジャンプの迫力は飛び抜けてるし、表現力も素晴らしかったけど、もしかしたらリショ―氏と相性がいいのかもしれない。美しく且つ大胆で力強い演技、もっと見たい！と思ってしまったフリーでした。本当におめでとうございます！という気持ち。
宇野くんの優勝も嬉しかったけど、私は怪我をしながらの強行出場を素直に喜べないひねくれ者なのです。自分の身体のことは自分が一番良く分かるし、ドクターがストップかけなかったのだから問題なかったのだとしても、何となく出場を決意した想いを聞いてしまうと無理したんだな、と感じてしまって胸が痛い。演技を見ながら泣けて来たのは感動ではなかったな、と思うんです痛々しさに泣けてきた感じで。こういうの絶対美談にしちゃいけないと思うけど今回の宇野くんの決断を100パー否定しているわけでもないので今後の糧になるように祈るばかりです。試合後帰りがけに、しばらく休みますと言った清々しい笑顔にはちょっと救われたけど。
大輔に関しては、…長くなりそうなので。とりあえず、今でもファンだし彼のスケーティングは一番好きです。